愛情の家計簿

あなたがたは毎日家計簿をおつけになっておられましょう。同じように、毎日の愛情の家計簿をつけてほしいのです。今日は不快という借りができた、この借りを私はどうしてかえすか、私が貸したのにあの人は借りたともいわなかった、私の貸し方が足りなかったせいか、それとも、貸し方がまずかったせいかlまあ、こんなふうに書き込んでみたらどういうものでしょう。愛情は一日一日、ためされ、育てられ、しぼむものです。日常の些末なことがらを大切にしてほしいのです。愛情の慢性疾患をなおすのには、持薬が必要です。半年に一度多量の注射をしても治らないようです。私はさきに愛人の出現を急性の疾患にたとえました。けれども、これにしたって、この日常の些末事が上手に、しみじみした愛情と聡明な判断によって処理されていたとしたら、そんがい、起りそうで起らなくさせることができるかもしれません。少なくとも、この急性疾患を命とりにさせるような悲しい目にあうことはふせげるかと思います。ただ、日常の些事を、日冷の健康をおろそかにする者のみが急性の病気におかされるかのようです。だいたい、家庭というもの、夫婦間というものは、急変のないことを特質としているものだと思います。家庭の外に嵐が吹いていても、その嵐がそれほど感じられないことこそ、家庭なのです。相性が合う結婚相手をみつければ、夫婦間に問題が生じて解決するためにここに書いたような大変なことをしないで済むかもしれません。
家庭の愛情に急性な疾患があらわれることは原則としてはないはずなのです。そう考えれば、むしろ、慢性疾患のほうにあなたの最大の注意を払っていただきたいのです。

参考:結婚相談所 比較

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